
1.環境について
2008年3月環境ゲートボールとは、正確には2008年3月1日改訂直後から次にカードプールが変わるまでの環境で遊ぶ遊戯王です。具体的には、
2007年11月23日 PHANTOM DARKNESS 発売
2008年2月23日 LIGHT OF DESTRUCTION 発売
2008年3月1日 制限改訂
<2008年3月環境>
2008年3月12日 DUEL TERMINAL −シンクロ覚醒!!− 稼働開始
2008年3月15日 STARTER DECK(2008) 発売
ここです。
このように、2008年3月環境は3/1〜3/12という僅か10日近くしか存在しなかった環境です。しかも前後の弾で遊戯王史を大きく変えるカードプール更新が行われており、環境が激変する狭間に存在しています。それゆえ開拓の余地が非常に広いのが最大の特徴で、探求に都合の良い好条件がいくつも重なっています。
具体的に、この環境の前後を時系列順に見ていきましょう。
レギュラーパックとしては、この環境はPHANTOM DARKNESSとLIGHT OF DESTRUCTIONの直後です。これらのパックは五期遊戯王を代表するパワーカード《ダーク・アームド・ドラゴン》《裁きの龍》を収録しています。この2枚によって遊戯王の常識が塗り替えられたことは周知の通りです。それまではデュエルとは通常召喚権メインで殴り合う地上戦だったのですが、このパックからはいつ大型モンスターが特殊召喚で奇襲してくるかわからない空中戦へと移行しました。更にこの2枚は2008年3月1日の改訂では周辺パーツ含めてほぼ規制を受けていないため、2008年9月1日までの間は3枚をフルパワーで使用可能でした。
一方で後ろに目を向けると、この環境は2008年3月12日にデュエルターミナル第一弾が稼働を開始する直前でもあります。「DUEL TERMINAL −シンクロ覚醒!!−」で初めてシンクロ召喚が登場し、そこには既に《氷結界の龍 ブリューナク》《X−セイバー エアベルン》等の《レスキューキャット》ギミックのキーパーツが収録されていました。つまり【猫】デッキはシンクロ登場直後からただちに使用可能であり、これ以降環境トップとして君臨し続けることになります。【猫】は度重なる規制を受けても型を変えながら存在し続け、完全な沈静化には遂に2010年9月の禁止指定まで待たなければなりませんでした。《レスキューキャット》は3枚でも2枚でも1枚でも0枚でも選考会代表というのは当時の活躍を語る有名なエピソードです。
かつて3枚で代表、2枚でも代表、1枚でも代表、0枚でも代表と四年連続で伝説を作った猫に比べたら征竜なんぞまだまだひよっこよ
— Hata△ (@Hata_flag) 2014年1月16日
【猫】が長期間環境を席巻し続けていたことは、コナミとしては新たに導入したシンクロギミックとデュエルターミナルの成功を示す一方で、カードゲームとしてはシンクロ登場から【猫】沈静化までの間はやや単調な環境が続いてしまったことは否めません。
こうした前後の時代の流れを踏まえると、「2008年3月1日改訂直後」というタイミングはゲートボールとしては2つの好条件が重なっていることがわかります。
まず《ダーク・アームド・ドラゴン》《裁きの龍》という規格外の両パワーカードの参入によりカードプールが激変してから1週間程度しか経っておらず、新たなゲーム感に合わせて構築を煮詰める余地がまだまだ残っている段階です。それにも関わらず直後には【猫】が環境を席巻してしまったため、この環境が【猫】抜きで単独で検討されたことは今までありませんでした。つまり、非常に研究しがいのある環境でありながら、当時は全く顧みられなかったダイヤの原石のような環境なのです。
更に2008年3月環境のポイントとして、ギリギリでシンクロ登場前であるためエクストラデッキを用意する必要がないことが挙げられます。
ゲートボールのためにエクストラデッキを用意するのは地味に敷居が高いという意見はよく耳にするものです。シンクロやエクシーズは基本的にレアリティが高いので、古いカードでも地味に100円くらいはすることが多いです。また、よくある60枚売りのスリーブではサイドエクストラ込みで75枚準備するのに二つ買わないといけないのが面倒だったりもします。2008年3月環境ならエクストラの準備は不要でありながら、《ダーク・アームド・ドラゴン》《裁きの龍》を筆頭とする大型モンスターを特殊召喚していく爽快感は味わえます。
個人的には、特に04環境に飽きてきた人あたりにはちょうどいい環境ではないかと思います。構築固定の地味な殴り合いには飽きた、自分で構築をして派手なモンスターを出したい、でもエクストラデッキを準備するのは面倒臭いし複雑なギミックも敷居が高い……という人は2008年3月環境をやりましょう。
2.カードプール
まずは2008年3月1日禁止制限リストを確認しましょう。
禁止カード
《ヴィクトリー・ドラゴン》
《混沌帝龍 −終焉の使者−》
《カオス・ソーサラー》
《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》
《キラー・スネーク》
《黒き森のウィッチ》
《サイバーポッド》
《サウザンド・アイズ・サクリファイス》
《処刑人−マキュラ》
《聖なる魔術師》
《月読命》
《デビル・フランケン》
《同族感染ウィルス》
《ファイバーポッド》
《魔導サイエンティスト》
《魔導戦士 ブレイカー》
《八汰烏》
《悪夢の蜃気楼》
《いたずら好きな双子悪魔》
《王家の神殿》
《押収》
《苦渋の選択》
《強引な番兵》
《強奪》
《強欲な壺》
《心変わり》
《サンダー・ボルト》
《蝶の短剣−エルマ》
《天使の施し》
《ハーピィの羽根帚》
《ブラック・ホール》
《突然変異》
《遺言状》
《王宮の勅命》
《現世と冥界の逆転》
《第六感》
《刻の封印》
《破壊輪》
《ラストバトル!》
《リビングデッドの呼び声》
まず禁止カードを見ると、目を引くのは《カオス・ソーサラー》《魔導戦士 ブレイカー》《リビングデッドの呼び声》あたりです。逆に、この3枚以外は長いこと規制されていた見慣れた面子であまり驚くところはないかもしれません。
まず《カオス・ソーサラー》については、当時のカオスモンスターは《混沌帝龍 −終焉の使者−》《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》《カオス・ソーサラー》の3枚しか無い上に全てが禁止になっており、【カオス】デッキは完全に壊滅しています。また、《リビングデッドの呼び声》については、当時は役割の似たパワーカードは適当に入れ替えて規制していくという謎の風習があり、この環境ではたまたま《死者蘇生》が解禁されている代わりに禁止された格好です。《魔導戦士 ブレイカー》は当時基準ではまだカードパワーが高いということなのでしょうが、直前に出た相互互換の《ライトロード・マジシャン ライラ》が無制限というちぐはぐなことになっています。
制限カード
《異次元の女戦士》
《E・HERO エアーマン》
《カードガンナー》
《クリッター》
《混沌の黒魔術師》
《スナイプストーカー》
《魂を削る死霊》
《ダンディライオン》
《D−HERO ディスクガイ》
《ドル・ドラ》
《深淵の暗殺者》
《N・グラン・モール》
《封印されしエクゾディア》
《封印されし者の左足》
《封印されし者の左腕》
《封印されし者の右足》
《封印されし者の右腕》
《風帝ライザー》
《マシュマロン》
《冥府の使者ゴーズ》
《メタモルポット》
《森の番人グリーン・バブーン》
《黄泉ガエル》
《オーバーロード・フュージョン》
《大嵐》
《巨大化》
《高等儀式術》
《サイクロン》
《地砕き》
《次元融合》
《死者蘇生》
《地割れ》
《スケープ・ゴート》
《洗脳−ブレインコントロール》
《団結の力》
《連鎖爆撃》
《手札抹殺》
《早すぎた埋葬》
《ハリケーン》
《光の護封剣》
《封印の黄金櫃》
《抹殺の使徒》
《未来融合−フューチャー・フュージョン》
《リミッター解除》
《レベル制限B地区》
《おジャマトリオ》
《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》
《激流葬》
《死のデッキ破壊ウイルス》
《聖なるバリア −ミラーフォース−》
《ダスト・シュート》
《血の代償》
《停戦協定》
《転生の予言》
《光の護封壁》
《マインドクラッシュ》
《魔法の筒》
制限カードで注目すべきパワーカードは、《混沌の黒魔術師》《D−HERO ディスクガイ》《洗脳−ブレインコントロール》《次元融合》《早すぎた埋葬》《死のデッキ破壊ウイルス》《ダスト・シュート》あたりでしょうか。いずれも未来では禁止・エラッタを免れていない超強力なカード群であり、この環境でも猛威を振るいます。とりわけ《混沌の黒魔術師》の活躍は目覚ましく、《アームズ・ホール》から《早すぎた埋葬》や《死者蘇生》で蘇生してそれら自身を回収し、場から離れても今度は《アームズ・ホール》から《D・D・R》や《次元融合》で舞い戻るなど制限魔法カード群と強力なシナジーを形成します。
過去に支配的だったデッキを規制するために禁止・制限になっているカードも多いので、ここでまとめておきましょう。
比較的近くに改訂による規制を受けたデッキは、
・【未来オーバー】:《未来融合−フューチャー・フュージョン》《オーバーロード・フュージョン》制限
・【バブーン】系列:《森の番人グリーン・バブーン》制限
・【ダークゴーズ】:《天使の施し》禁止
・【デミス】系列:《高等儀式術》制限
・【カオス】系列:カオスモンスター全て禁止
・【エアブレード】系列:《E・HERO エアーマン》制限
あたりです。
準制限カード
《暗黒のマンティコア》
《サイバー・ドラゴン》
《D−HERO ディアボリックガイ》
《ネクロフェイス》
《闇の仮面》
《光と闇の竜》
《おろかな埋葬》
《増援》
《月の書》
《魔導師の力》
《魔法石の採掘》
《王宮のお触れ》
準制限カードについて気になるのは、《D−HERO ディアボリックガイ》が1回しか効果を使えないことくらいでしょうか。シンクロ以前から【帝】や【ダムド】で生け贄要員として一定の需要があり、すでに釘を刺されています。
リストにない無制限カードについても確認しておきましょう。当時はまだ発見されていなかったり活躍していなかったりで、意外なカードが三枚使えます。
例えば《大寒波》や《神の宣告》は3枚使用可能であり、使うデッキでは普通に3枚積まれていました。他にも3枚使えるガジェットシリーズや《貪欲な壺》が【ガジェット】を構築するほか、計6枚使用可能な《名推理》《モンスターゲート》も【ドグマブレード】を含む【推理ゲート】系列を構成します。
更には、《生還の宝札》《異次元からの埋葬》《異次元からの帰還》あたりの、蘇生・帰還絡みのいかにも暴れそうなパーツが軒並み無制限で放置されています。これは当時はまだ強力な使用方法が確立されていなかったためです。後世ではそれらと組んで暴れた《馬頭鬼》も2008年2月1日には登場しており、この環境でも既に使用可能かつもちろん無制限です。2008年3月時点では《馬頭鬼》登場からまだ一ヶ月しか経っていないわけで、ひょっとしたら当時は発見されていなかった強デッキとして【アンデ】系が成立するかもしれませんね。
3.主要デッキ
環境に存在する主要なデッキを軽く紹介します。参考程度にどうぞ。
・【ライトロード】

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登場直後であるため一切の規制を受けておらず、パーツは全てフルに使用できます。ただし、まだ登場パックでの収録カードしか存在していないため、《光の援軍》《ライトロード・モンク エイリン》《ライトロード・アサシン ライデン》あたりはカードプールにありません。
《裁きの龍》が強力なのははもちろんのこと、《ライトロード・エンジェル ケルビム》が強化版帝のようにサブフィニッシャーを務め、《ライトロード・サモナー ルミナス》《ライトロード・ウォリアー ガロス》を並べるだけでアドバンテージを稼げるなど多角的な動きが魅力です。シリーズカード同士が強力なシナジーで結びついたテーマであるため大きく組み替える余白は少ないですが、細かく調整する部分が腕の見せ所です。例えば各ライトロードカードの枚数、《サンダー・ブレイク》《ネクロ・ガードナー》等の防御カード、優位を確実にするための《大寒波》等の選択が人によって分かれてきます。
当時特有の明確な弱点としては、デッキ切れに弱いことが挙げられます。シンクロもエクシーズもリンクもないため、一度場に置いたライトロードモンスターを場から離す手段が生け贄召喚しかありません。
・【ダムド】系列
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登場から10年を超えてなお現役の《ダーク・アームド・ドラゴン》が三枚使えたタイミングは実はここしかありません。2008年9月に初めて準制限に指定され、それ以降は一度も無制限に戻っていないからです。登場当初(特に発売前)は「墓地調整が大変そう」「長引いて出せなくなったら弱い」などとあまり評価が高くありませんでしたが、「出したらゲームが終わるので終盤が無い」ことが発覚するまでにそう時間はかかりませんでした。この時期の【ダムド】と、後世の《ダーク・アームド・ドラゴン》を用いる闇属性系列デッキとの違いとしてはゲームスピードが挙げられます。規制されてからの《ダーク・アームド・ドラゴン》は「引けば強い」というジョーカーとしての立ち位置ですが、この時期の《ダーク・アームド・ドラゴン》は3枚積めることから、なるべく早く引いて出すことでそこでもうゲームを終わらせるという速攻プランが主流です。
また、《ダーク・アームド・ドラゴン》を出すには闇属性さえあればよいので、【混黒ダムド】【デステニーダムド】【寒波ダムド】【推理ダムド】、それらの混合まで含めると様々な構成が存在します。《大寒波》《アームズ・ホール》《混沌の黒魔術師》《E・HERO エアーマン》《ファントム・オブ・カオス》等の相性の良いパーツはいくつもありますが、各デッキタイプが目指すプランによって採用枚数や使い方は様々であり、この多様性も【ダムド】の魅力でしょう。
・【推理ゲート】系列
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![116251jat[1].jpg](https://lwlwlwlwlw.up.seesaa.net/image/116251jat5B15D-thumbnail2.jpg)
3枚ずつ積める《名推理》《モンスターゲート》で墓地を肥やすコンボ性の高いデッキ群です。色々な派生がありますが、一番有名なのは【ドグマブレード】でしょう。直前の改訂で何故か一切の規制を受けなかった上にキーパーツとなる《死者蘇生》《魔法石の採掘》が緩和されており、遊戯王史上で最も強い【ドグマブレード】が組めたタイミングと言えます。《名推理》《モンスターゲート》で墓地を肥やして《D−HERO ドグマガイ》《マジカル・エクスプロージョン》でフィニッシュという動きこそ固定されているものの、その他の細かいドローソースの選択はまちまちで完成版はありません。VJ2008年2月号で登場したばかりの《光帝クライス》を入れるかどうか、下位互換的な《手札断殺》《魔法再生》をどの程度入れるかは人によって分かれてくるところです。
また、「《名推理》《モンスターゲート》を主軸にワンキルを狙う」というデッキは【ドグマブレード】ばかりではありません。《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》《トーチ・ゴーレム》等を落としてから《ダーク・コーリング》からの《E−HERO ダーク・ガイア》で一撃を狙う【ガイアゲート】、通常召喚できない闇属性モンスターを貯めてダークモンスターで一気に致死量をバラ撒く【ダークワンキル】など、多様なワンキルデッキが存在しています。豊富な墓地肥やし手段とドロー・サルベージギミックが揃っているので、当時は未発見だったデッキが他にも発掘できるかもしれません。
・【罠ビート】系列
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《聖なるバリア−ミラーフォース−》《激流葬》の二枚盾が健在、基本パーツの《神の宣告》《奈落の落とし穴》《次元幽閉》も3枚ずつ使用可能と罠ビートが組みやすい環境です。この時期は初期から規制されているパワーカードを例外として除去罠カードを規制することは基本的になく、「防御罠カードは規制されない」という言説まで囁かれていました。その反面、除去魔法については(何故か)《地割れ》《地砕き》が制限となっていますが、《ハンマーシュート》《ソウルテイカー》《シールドクラッシュ》等、代用の選択肢も多いです。
前に構えるモンスターもほとんど規制を受けておらず充実しています。《ライオウ》《死霊騎士デスカリバー・ナイト》《霊滅術師 カイクウ》等の高打点モンスター、《フォッシル・ダイナ パキケファロ》《閃光の追放者》等の低打点ながら強力なメタ効果を持つモンスター、無制限のガジェット三種等、それらのハイブリッドも含め無数の選択肢が使用できます。
・【帝】系列
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![107403jat[1].jpg](https://lwlwlwlwlw.up.seesaa.net/image/107403jat5B15D-thumbnail2.jpg)
《風帝ライザー》のみ制限ですが、《邪帝ガイウス》を含む他の帝は全て三枚ずつ使用可能です。
比較的歴史の長いアーキタイプで、生け贄の確保方法と帝の投入比率によってデッキタイプは様々に分かれてきます。制限の《黄泉ガエル》を無限リソースとして大量の帝を投入する【黄泉帝】、それに《ダンディライオン》を加えた【獅子黄泉帝】、様々なリクルーターを用いる【リクル帝】、罠でリバースモンスター等を守りながら生け贄に回す【罠帝】など。更に追加攻撃手段として《ダーク・コーリング》から《E−HERO ダーク・ガイア》を出したり、《光と闇の竜》《砂塵の悪霊》等の相性の良い上級モンスターを更に投入するなど、シンプルな名前に反して構築の幅は非常に広いです。
・【チェーンバーン】
![104768jat[1].jpg](https://lwlwlwlwlw.up.seesaa.net/image/104768jat5B15D-thumbnail2.jpg)
![104758jat[1].jpg](https://lwlwlwlwlw.up.seesaa.net/image/104758jat5B15D-thumbnail2.jpg)
《連鎖爆撃》《おジャマトリオ》が制限ですが、それ以外の規制は特に受けておらず問題なく構築可能です。
《おジャマトリオ》から《仕込みマシンガン》《自業自得》のダメージを獲得し、《強欲な瓶》《八汰烏の骸》を絡めて《積み上げる幸福》《連鎖爆撃》という古典的な動きでダメージを積み重ねていきます。【チェーンバーン】は後々《カードカー・D》《強欲で貪欲な壺》や時械神パッケージ等を手に入れるまでずっと似たような構築のデッキで、この時代特有のところは正直あまりありません。また、この時代はまだそれほど除去が強くないので、見返りの大きい《魔法の筒》や《メタモルポット》を地雷として投入することもありました。
大会編に続く!