2011年04月20日

【カード考察】インヴェルズ・ローチ

☆《インヴェルズ・ローチ》
エクシーズ・効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1900/守 0
レベル4モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、レベル5以上のモンスターの特殊召喚を無効にし破壊する。

新規レベル4汎用エクシーズ。下級アタッカー程度の打点と特殊召喚へのアンチ効果を持つ。
ステータスをざっと見ても攻撃力は低くは無いが高くは無く、このカードを運用する時は効果の方にアイデンティティを見出すことになる。効果はレベルに縛りのある特殊召喚無効化で、大方のエクシーズと同じようにエクシーズ素材を取り除いて発動するものの、エクシーズ召喚を行った時点でエクシーズ素材は付与されるのでコストらしいコストは必要としない(強いて言えばエクシーズ召喚時にアドバンテージが-1になることがコスト)。恐らく対象範囲はチェーンの乗らない特殊召喚のみ。発動出来るレベルに制限があるものの、打点を含め脅威になる特殊召喚モンスターは全てがレベル5以上と言っても過言では無く、無効に出来ないモンスターの内相手にすることが多いのは《フォーミュラ・シンクロン》程度。特殊召喚封じとしての効果テキストは十分な性能を持っている。
1900という数値は殴り合うには物足りないとはいえ、シンクロの弾程度では到底及ばない数値であり、使用回数も実質二回までと《ライオウ》よりも単純に一度多い。ささやかながらも使用した後自身が場に残ることも含めて力押しでの突破を難しくする。総じて一度場に出れば《ライオウ》以上の活躍が期待出来る。エクシーズ召喚時にアドバンテージを-1とするきらいはあるものの、ジャンド系列相手では有効牌になるモンスターはそれほど多くないので余ったモンスターはガンガン無効化の権利に置き換えた方が試合運びが有利になると思う。

メタモンとして競合する様々なモンスターと比べて性能は遜色無いが、何よりも「エクシーズモンスターである」ということ自体が一線を引いている。
そもそも、デッキ単位ではなくカード単位でメタモンスターを見た時に避けづらい欠点としてメタ対象以外には役に立ちづらいということがある。《ライオウ》が隆盛したのは攻撃力が高く無駄になりにくいことと、例え特殊召喚封じを使える相手で無くてもサーチ封じの対応範囲が非常に広いことでごまかしているおかげであって、完全に欠点をフォローしたわけでは無い。《ライオウ》が利かないカードにはガエル帝などがあり、完全に違う軸で戦う相手に対しては期待した性能を発揮出来ず並以下のカードとしてデッキパワーを押し下げる一員になってしまうことさえある。このカードも性能だけ見れば例外では無く、ジャンド相手には突破のし難いメタモンスターとして力を発揮するもののヒロビや墓地BF相手にはそもそも効果が発動できず打点も下級モンスター程度と、無駄にカードを消費して下級アタッカーを出している感が否めない。しかし、それらのデッキを相手にした時には出さなければ良いだけで、相性の良い相手にだけ、しかもメインをあまり弄らずに出せるというのがエクストラデッキに入るメタモンスターのずるいところ。このカードに限っては「ヒロビには効果が薄い」だの「墓地BF相手ではあまり役に立たない」という議論は的外れで、効果が期待出来るデッキが一つ有れば十分過ぎる。一応エクストラデッキ内での優先順位については検討しなければいけないものの、それはこのカードの評価を下げる理由にはならない。
ジャンドを相手にした時にメタカードとしての使用を想定するならば(ガジェット以外のデッキで)どの程度出せうるのかという検討はしなければならないんだけれども、「出す暇はあるの?」とか「どうやって並べるの?」という話はあまりにも幅が広いので省略。レベル4モンスターを複数枚投入するデッキで使えうる札という無難な結論程度しか言えない。基本がメタということは、逆に言うと絶対にデッキのコンセプトにはならない。

一応名前に「インヴェルズ」とあるのでインヴェルズのカテゴリーに属し、色々とサポートカードを共有するものの特にインヴェルズ以外で仕込めそうなカードは無い。
posted by LW at 00:56| Comment(0) | カード考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。