2019年05月04日

【デッキ考察】ライトロード 2008年3月環境

2008年3月環境紹介編の続きです。
伊東オフの2008年3月環境で使用した【ライトロード】について書きます。

1.デッキレシピ
cXl_wEgW[1].jpg
モンスター(28枚)
冥府の使者ゴーズ
創世の預言者
裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)×3枚
ライトロード・マジシャン ライラ×3枚
ライトロード・ビースト ウォルフ×3枚
ライトロード・ハンター ライコウ×3枚
ライトロード・パラディン ジェイン
ライトロード・サモナー ルミナス×3枚
ライトロード・エンジェル ケルビム×3枚
ライトロード・ウォリアー ガロス
ネクロ・ガードナー×3枚
オネスト×3枚

魔法(12枚)
大嵐
大寒波×2枚
増援×2枚
早すぎた埋葬
死者蘇生
ソーラー・エクスチェンジ×3枚
おろかな埋葬×2枚

罠(0枚)

エクストラデッキ
キメラテック・フォートレス・ドラゴン×3枚

サイドデッキ
D.D.クロウ×3枚
サイクロン
サンダー・ブレイク×3枚
ツイスター
暗闇を吸い込むマジック・ミラー×3枚
王宮のお触れ×2枚
激流葬
死のデッキ破壊ウイルス

2.デッキ選択理由
【ダムド】か【ライトロード】を使うことは最初から決まっていました
やはりこの環境ならば無制限の《ダーク・アームド・ドラゴン》か《裁きの龍》のどちらかは使いたかったですし、デッキパワーが明確に高いからです。
【ガジェット】等の罠系デッキや【ドグマブレード】【チェーンバーン】等のスペルコンボデッキも試しましたが、【ダムド】【ライロ】に対して《大寒波》が厳しいという問題がクリアできませんでした。これらのデッキはウィークポイントがはっきりしていて、サイド後に投入される《王宮のお触れ》や《D.D.クロウ》のようなクリティカルなカードへの対抗策も取りにくいです。
ただし、《大寒波》を巡るメタゲームはすぐに変化すると考えています。【ダムド】や【ライロ】と言えば《大寒波》というイメージがあるかもしれませんが、《大寒波》は単体では機能しないカードである上に相手が【ダムド】【ライロ】の場合はあまり有効ではなく、これら2つのデッキタイプが蔓延するのであればメインデッキへの投入にはリスクが伴います。かといってサイドデッキに入るカードでもありません。詳しくは後述しますが、《大寒波》はサイド後の試合では《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》《閃光を吸い込むマジック・ミラー》に触れない弱みがあり、そのために罠系相手ですら2本目以降は《サイクロン》《砂塵の大竜巻》等への入れ替えを検討せざるをえないという事情があります。総じて現状では《大寒波》はメイン採用にもサイド採用にも噛み合わなさが残る枠であり、どちらからも抜けていくことは有り得ると考えています。その場合、《大寒波》に弱いスペル系のデッキが台頭することは十分に考えられます。

最終的に【ダムド】より【ライロ】を選んだ理由は《ネクロ・ガードナー》が使えるからです。
お互いに高いカードパワーで盤面を制圧しつつ速攻で削り切るゲームプランなのですが、このゲームでは基本的に後出しで切り返す側が有利です。極端に言えば、先に《ダーク・アームド・ドラゴン》が出た返しに《裁きの龍》が通れば《ダーク・アームド・ドラゴン》を破壊して《裁きの龍》が定着するので【ライロ】の勝ちですし、先に《裁きの龍》が出た返しに《ダーク・アームド・ドラゴン》が通れば《裁きの龍》を破壊して《ダーク・アームド・ドラゴン》が定着するので【ダムド】の勝ちです。
このとき、【ライロ】は展開過程で《ネクロ・ガードナー》が勝手に墓地に落ちていくため、相手の《ダーク・アームド・ドラゴン》を《ネクロ・ガードナー》で受け止めてライフを守ってから切り返せるのが大きな強みになります。無理に攻め急がなくても《ネクロ・ガードナー》が落ちるだけで後の先を取れるのです。【ダムド】では《終末の騎士》や《おろかな埋葬》は《混沌の黒魔術師》に使うことが多く、《ネクロ・ガードナー》を切っておく余裕があまりありません。何度か回した結果、直接対決では【ライロ】に分があると思ってこちらを選択しました。

3.メインゲームプラン
メインゲームプランは罠0枚のガン攻めです。

この時期のライトロードは「攻めが強い」というよりも「攻め切らないと負け」のデッキです。
ライトロードはエンドフェイズの効果によりガンガンデッキを削っていきますが、シンクロが存在しないこの時期は能動的にライトロードを場から離す手段が《ライトロード・エンジェル ケルビム》でリリースするか《裁きの龍》効果に巻き込むしかありません。よって、ゲームが長引くと常にデッキ切れによる自滅の危険があり、中途半端に受けるよりも速やかに攻め切ることが望ましいです。デッキ内のライトロードを増やすことは、手札を攻め札で充実させるだけではなく、デッキから落ちるカードの質を上げて《裁きの龍》の特殊召喚や《ライトロード・ウォリアー ガロス》のドローを円滑に行うことにも繋がります。高速ビートプランを下支えしているのはライトロードモンスターの対応力の高さであり、《ライトロード・ハンター ライコウ》《ライトロード・マジシャン ライラ》《ライトロード・エンジェル ケルビム》によりカードタイプを問わずに縦横無尽にカードを破壊できるため、相手のロングゲームプランに付き合わずにブチ抜いていける強さがあります。

また、罠を投入しないのには相手の伏せ除去を腐らせる目的以外に環境的・デッキ的に強くないという理由があります。
この環境の双璧である【ダムド】【ライロ】はいずれも超攻撃型デッキであり、中途半端なバックは《大寒波》やモンスター効果で剥がされて機能しません。それよりは《ネクロ・ガードナー》や《冥府の使者ゴーズ》で受けてからモンスター効果で切り返すプランの方が確実ですし、バックを置かずに伏せ除去を腐らせる方針とも一貫します。具体的なシチュエーションとしては、【混黒ダムド】が《ダーク・アームド・ドラゴン》に《混沌の黒魔術師》帰還を絡めた総攻撃に来る場合、一手で破壊される罠では波状攻撃に耐えられません。それよりは展開させるだけさせてしまって《ネクロ・ガードナー》《冥府の使者ゴーズ》でライフを守り、返しに《裁きの龍》や《ライトロード・エンジェル ケルビム》で流す方がスマートです。このようにモンスターの切り返し性能が高いため、罠よりも《ネクロ・ガードナー》が強いというのが結論です。

ビートプランの大雑把なイメージとしては、初動で展開しつつ墓地肥やし、中盤に《ライトロード・エンジェル ケルビム》、終盤に《裁きの龍》です。詰め切るまでに早くて2〜3ターン、遅くとも6ターン程度で倒してしまいたいところです。
初動では《ソーラー・エクスチェンジ》から入って《ライトロード・サモナー ルミナス》が絡んだ展開が出来ればベストです。しかし、毎回《ソーラー・エクスチェンジ》を引けるわけでもないので、下級ライトロードを単騎で召喚してエンドすることも多いです。この際、《ネクロ・ガードナー》か《ライトロード・ビースト ウォルフ》が落ちれば一気に優位になりますが、より確実で強力なのが《オネスト》です。棒立ちしたライトロードを確実に維持でき、返しの《ライトロード・エンジェル ケルビム》に繋げることができます。特に《ライトロード・マジシャン ライラ》+《オネスト》というペアが強く、相手のアタックを《オネスト》で捌いたあと《ライトロード・マジシャン ライラ》縦がプレッシャーになり相手はバックを置きにくくなります。他にも、《ライトロード・ハンター ライコウ》は一応の初動としてカウントできます。早めに裏を弾いてくるカードには【ダムド】の《邪帝ガイウス》やミラーの《ライトロード・エンジェル ケルビム》がありますが、先攻で置くなどしてリバースできさえすれば概ね安定したゲームをスタートさせてくれます。
初動で墓地が肥えたあとにはもうフィニッシャー《裁きの龍》が出ますが、中盤のサブフィニッシャーとして《ライトロード・エンジェル ケルビム》も最大枚数投入しています。下級モンスターだけでライフを詰め切ることもそこそこあるものの、どこかで《ライトロード・エンジェル ケルビム》を通すのがライフ的にもアドバンテージ的にも楽です。《おろかな埋葬》《死者蘇生》《早すぎた埋葬》から一手で効果起動まで行けるほか、《オネスト》《ネクロ・ガードナー》で生け贄を守れるため見た目よりも遥かに腐りにくいです。

さて、実はメインデッキで唯一疑問の残る枠が2枚の《大寒波》です。理由は以下の通りです。

・単体で使えない割に、強く打つときには《裁きの龍》《ライトロード・エンジェル ケルビム》を要求するのでハードルが高い
・オーバーキルしかせず、別に無くてもどうにかなりそうなことが多い
・元々《ライトロード・マジシャン ライラ》や《ライトロード・エンジェル ケルビム》で伏せを破壊できるので、伏せへのアンチカードの需要自体が低い
・攻撃を通しやすくするカードのはずだが、攻撃魔法である《おろかな埋葬》《早すぎた埋葬》《死者蘇生》を妨害してしまう
・この環境で数が多い【ダムド】【ライロ】に対してそこまで有効ではない
・サイド後の《閃光を吸い込むマジック・ミラー》に無力なので2戦目以降は伏せ除去としてカウントできない

確かにガン攻めのゲームプランには噛み合っており最終ターンに撃てると強いのですが、現状では総じて難点の方が多いという印象です。とはいえ冒頭に書いたようにTier2以降のデッキは軒並み《大寒波》が厳しく、かつ【ダムド】【ライロ】に対しても《サイクロン》や《砂塵の大竜巻》よりはまだ効くため、メインでは比較的丸いカードでもあります。最初は3枚だったのですが、被ると負けるので2枚に減らし、他に良いカードもないので入れっぱなしという枠です。

4.サイドゲームプラン
【ダムド】【ライロ】の双璧環境ということで、使用可能なあらゆるデッキのサイドに「貼れば勝ち」タイプのピンポイントメタである《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》《閃光を吸い込むマジック・ミラー》がフル投入されていることが予想されます。よって、【ライトロード】の2本目以降は《閃光を吸い込むマジック・ミラー》が3枚貼られる前提で考える必要があります

《閃光を吸い込むマジック・ミラー》と戦う際に考えられるプランは、

プランA.《閃光を吸い込むマジック・ミラー》の影響下で戦う
プランB.《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を割る

の2つです。

「プランA.《閃光を吸い込むマジック・ミラー》の影響下で戦う」とは《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を割らずにそのままビートすることを意味します。《閃光を吸い込むマジック・ミラー》によってもたらされる影響は全モンスターのバニラ化ですが、逆に言えばバニラとしてなら戦えます。ライトロードの基本打点は高く、手札発動の《オネスト》が使用可能であるため、効果が無効になったまま殴り合うことも不可能ではありません。この場合、《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を割る必要が無いので、バック破壊のような不純物を入れずに済むのがメリットです。「《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を割るカードを引けたかどうか」という引きムラにも左右されなくなるため、安定して動けるのも嬉しいところです。
このプランAで邪魔になるのは戦闘できない打点の《ライトロード・ハンター ライコウ》《ライトロード・サモナー ルミナス》と、そもそも場に出ない《ライトロード・ビースト ウォルフ》です。これらを全て抜いて《ライトロード・パラディン ジェイン》《ライトロード・ウォリアー ガロス》などの高打点ライトロードや《オネスト》を共有する《サイバー・ドラゴン》《ライオウ》に入れ替え、ビートを敢行するサイドプランを考えました。
しかしプランAを試した結果、完遂は難しいことがわかってきました。流石にデッキの動きが弱すぎ、《オネスト》は使えるとはいえ逆に《オネスト》以外で相手の上級モンスターを倒す方法がありません。もし仮に相手の《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を腐らせたところで相手が失っているのはカード1枚に過ぎず、他は普通に動いてくる相手に対してバニラビートを仕掛けるのは冷静に考えて無理があります。大量の入れ替えを必要とするためにサイドボードのスペースを取りすぎるという問題もあり、現実的ではないとして棄却しました。

「プランB.《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を割る」は何とかして《閃光を吸い込むマジック・ミラー》の破壊を目指すプランです。
《閃光を吸い込むマジック・ミラー》下では《ライトロード・マジシャン ライラ》等のメインデッキのモンスター効果は全て無効になるため、サイドから専用の魔法罠破壊カードを投入する必要があります。この時代に存在する魔法罠破壊カードは《撲滅の使徒》《サイクロン》《砂塵の大竜巻》《ツイスター》あたりですが、《大寒波》はこの目的では使用できません。《大寒波》にチェーンして《閃光を吸い込むマジック・ミラー》をオープンされると普通に《閃光を吸い込むマジック・ミラー》が適用されて動けなくなってしまうため、《閃光を吸い込むマジック・ミラー》に対して全くの無力です。これが2本目以降に《大寒波》の価値が暴落する理由であり、罠系相手ですら可能ならサイドアウトして他のバック破壊カードと交換することが望まれます。また、《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を割るという目的で投入する魔法罠破壊カードには、「スペルスピード2であってほしい」という要求もあります。《閃光を吸い込むマジック・ミラー》は永続罠であるためにこちらの効果発動に対してチェーンするのが基本であり、そこにチェーンを重ねて破壊できなければ一度は効果が無効になってしまうからです。
さて、プランBではデッキに不純物が入ることによってデッキの動きが阻害されることが問題になってきます。《サイクロン》《砂塵の大竜巻》のようなカードは本来であれば《ライトロード・マジシャン ライラ》等と役割が被る不要枠であり、「《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を割る」以外の役割が本当に何一つありません。サイドプランとしては愚策の類に入る「対策の対策」であり、引きムラの問題が心配です。つまり、恐らく3枚投入されるであろう《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を確実に割るのであれば5枚程度の枠を取りたいところですが、逆に相手が《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を引いていないときに対策カードを引きすぎてしまい、相手にメタられていないのにほとんど動けずに自滅するという本末転倒な結果が予想されます。とりわけ相手が【ダムド】である場合、相手のゲームスピードは非常に早く、手札が1枚腐ることはただちに死に直結します。相手の場に降臨した《ダーク・アームド・ドラゴン》がこちらの腐らせている《サイクロン》《砂塵の大竜巻》をバリバリ割っていくような展開は何としても避けたいところです。

こうした問題に対し、《サンダー・ブレイク》をソリューションとして見出しました。
《サンダー・ブレイク》は《閃光を吸い込むマジック・ミラー》をスペルスピード2で破壊可能で、対策として要求される基準をとりあえず満たします。更に後ろだけではなく前を割れるため、「手札に《閃光を吸い込むマジック・ミラー》対策カードが溜まっている間に相手のモンスターに攻められる」という事態を防ぐことができます。【ライロ】は幸か不幸か《ライトロード・ビースト ウォルフ》や《ネクロ・ガードナー》など手札で腐るカードが多いため、手札コストも苦になりません。
この柔軟性が最も活きるのは、相手が《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を重ねて引いていた場合です。相手が《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を複数引いている場合、1枚目が割られたときに備えて2枚目を伏せておくことが予想されます。《ライトロード・エンジェル ケルビム》《裁きの龍》をシャットアウトできる以上、裏目は《大嵐》しかないからです。元々バックの少ないデッキに対しては《閃光を吸い込むマジック・ミラー》らしき伏せが重なっているのを見通すことは容易ですが、この状況に対して《サイクロン》等の魔法罠破壊カードは非常に弱いです。相手の《閃光を吸い込むマジック・ミラー》よりも多くの破壊カードを引くことを祈るしかなく、無駄と知りつつ撃って2枚目を捲られて足が止まってしまいます。
《サンダー・ブレイク》であれば、こうした状況において《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を無視して相手の前を割るというプランが取れます。この際に素晴らしいのは、相手が《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を重ねて引いている場合はその分だけ相手の攻め手は減っているということです。《サンダー・ブレイク》で壊す対象を後ろから前に移すことで、こちらのバニラビートが完遂できる可能性はかなり大きくなります。つまり、さきほど棄却したプランAとの折衷案を臨機応変に取れることになります。

以下、具体的なサイドチェンジ指針について書きます。
相手の採用カードによって細かいインアウトが変わってくるため、よくある相手ごとの一覧形式ではなく、よく入れるカード・よく抜くカードを書いていきます。

まずよく入れるカードについては以下の通りです。

・《D.D.クロウ》3
【帝】の《黄泉ガエル》、《アームズ・ホール》を使用するデッキの《早すぎた埋葬》、ミラーの《ライトロード・ビースト ウォルフ》《ライトロード・サモナー ルミナス》など、明確な対象がある場合に投入します。このカードに限ったことでもありませんが、クリティカルな影響を及ぼす場合にのみ投入すべきで、ただ単に打つ場所があるというだけでは入れません。【帝】【ライロ】に対しては《死のデッキ破壊ウイルス》を投入するため、その媒体も兼ねています。

・《サンダー・ブレイク》3
上に書いた通りです。主に《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を入れてくるデッキに対して投入します。

・《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》3
【ダムド】を筆頭とする闇属性デッキに対して投入します。ちなみに【ダムド】と【ライロ】のマッチングでお互いに《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を貼ることでバニラが殴り合う展開になった場合、【ダムド】は《混沌の黒魔術師》《ダーク・アームド・ドラゴン》の2800までしか出ないのに対して、【ライロ】は《裁きの龍》の3000が出る点で優位です。

・《王宮のお触れ》2
罠デッキ全般に対して投入します。《閃光を吸い込むマジック・ミラー》に加えて《スキルドレイン》まで投入してくるデッキに対しては必要な枠になります。

・《サイクロン》1
《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を入れてくるデッキに対して投入します。相手が《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を入れていないことが分かっている場合は、バック除去は《ライトロード・マジシャン ライラ》《ライトロード・ハンター ライコウ》《ライトロード・エンジェル ケルビム》で十分なのでわざわざ入れなくて良いです。《アームズ・ホール》を使用するデッキに対しては、《早すぎた埋葬》や《D・D・R》も破壊したい対象になります。

・《ツイスター》1
2枚目の《サイクロン》です。《砂塵の大竜巻》よりこちらを優先した理由は、わざわざ追加投入した破壊カードで永続カード以外を割ることがあまり無かったためです(普通のセットカードは《ライトロード・マジシャン ライラ》等で十分対処できる)。また、《砂塵の大竜巻》と比べて《ツイスター》は伏せておく必要がないので、本来の役割を果たす前に相手のバック除去と交換されてしまうことが無い点が優れています。

・《死のデッキ破壊ウイルス》1
【帝】【ライロ】、その他効きそうなデッキに対して投入します。これを入れる場合は《D.D.クロウ》とセットで、媒体は《ネクロ・ガードナー》《D.D.クロウ》の6枚になります。

・《激流葬》1
ビート系のワンキルデッキや露骨に前展開が強いデッキに対して投入します。

次によく抜くカードは以下の通りです。

・《冥府の使者ゴーズ》
永続罠を入れる場合は出ないので抜きます。

・《大寒波》
上の方に書いた通りで、だいたい抜きます。

・《大嵐》
ミラーなど、《閃光を吸い込むマジック・ミラー》が投入されずかつバック破壊が必要ない場合は抜きます。《閃光を吸い込むマジック・ミラー》が入ってくる場合でも、他のバック除去を優先して抜くことがあります(スペルスピード1のため優先度が低い)。

・《早すぎた埋葬》
2本目以降は自分がライトロードカードを対策カードに入れ替えたり相手が対策カードを使ってくる事情で墓地が肥えにくくなり、強い蘇生対象が用意しづらくなるので抜いて良いです。

・《死者蘇生》
《早すぎた埋葬》と同様です。ただし、【混黒ダムド】【デステニーダムド】の《混沌の黒魔術師》《D−HERO ディスクガイ》のように相手が強い蘇生対象を用意してくれる場合は残しても良いです。

・《ネクロ・ガードナー》
2本目以降は墓地が肥えにくくなり、デッキから落ちづらくなるので減らしても良いです。ただし、相手がビートによるワンキルルートを持っている場合や、《死のデッキ破壊ウイルス》を投入する場合は減らしません。《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》とアンチシナジーですが、《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》を貼れている状況は既に有利なのであまり気にしなくて良いです。

・《ライトロード・ビースト ウォルフ》
《閃光を吸い込むマジック・ミラー》影響下では機能せず、更に2本目以降は墓地が肥えにくくデッキから落ちづらくなるので減らしても良いです。ただし、《おろかな埋葬》から引き出す用に2枚は残します。

・《ライトロード・ハンター ライコウ》《ライトロード・サモナー ルミナス》
《閃光を吸い込むマジック・ミラー》の影響下では非常に弱いので、《閃光を吸い込むマジック・ミラー》を入れてくる相手には減らしても良いです。特に《ライトロード・ハンター ライコウ》については高速なデッキとのマッチングで後攻の場合に需要が下がります。

・《増援》
積極的に抜く理由は特に無いのですが、所詮は柔軟性を確保するためのサーチカードに過ぎず、どうしてもアクセスしたいカードを引っ張れるわけではないので、他に入れたいカードがある場合は抜いても良い枠です。

5.戦績
伊東オフでの戦績です。

1.【推理ゲート】〇〇
2.【黄泉帝】×〇〇
3.【混黒ダムド】〇×〇
4.【ライトロード】〇〇
5.【デステニーダムド】〇〇

5-0で優勝です。
負けた試合は【黄泉帝】相手に頭がバグって勝ち確を落としたのが1つ、【混黒ダムド】の《閃光を吸い込むマジック・ミラー》がどうにもならなかったものがもう1つ。

楽しかったです。皆も2008年3月環境をしましょう。
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【その他】ゲートボール2008年3月環境のススメ

今2008年3月環境が熱い!!
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1.環境について
2008年3月環境ゲートボールとは、正確には2008年3月1日改訂直後から次にカードプールが変わるまでの環境で遊ぶ遊戯王です。具体的には、

2007年11月23日 PHANTOM DARKNESS 発売
2008年2月23日 LIGHT OF DESTRUCTION 発売
2008年3月1日 制限改訂
<2008年3月環境>
2008年3月12日 DUEL TERMINAL −シンクロ覚醒!!− 稼働開始
2008年3月15日 STARTER DECK(2008) 発売

ここです。

このように、2008年3月環境は3/1〜3/12という僅か10日近くしか存在しなかった環境です。しかも前後の弾で遊戯王史を大きく変えるカードプール更新が行われており、環境が激変する狭間に存在しています。それゆえ開拓の余地が非常に広いのが最大の特徴で、探求に都合の良い好条件がいくつも重なっています。

具体的に、この環境の前後を時系列順に見ていきましょう。
レギュラーパックとしては、この環境はPHANTOM DARKNESSとLIGHT OF DESTRUCTIONの直後です。これらのパックは五期遊戯王を代表するパワーカード《ダーク・アームド・ドラゴン》《裁きの龍》を収録しています。この2枚によって遊戯王の常識が塗り替えられたことは周知の通りです。それまではデュエルとは通常召喚権メインで殴り合う地上戦だったのですが、このパックからはいつ大型モンスターが特殊召喚で奇襲してくるかわからない空中戦へと移行しました。更にこの2枚は2008年3月1日の改訂では周辺パーツ含めてほぼ規制を受けていないため、2008年9月1日までの間は3枚をフルパワーで使用可能でした。

一方で後ろに目を向けると、この環境は2008年3月12日にデュエルターミナル第一弾が稼働を開始する直前でもあります。「DUEL TERMINAL −シンクロ覚醒!!−」で初めてシンクロ召喚が登場し、そこには既に《氷結界の龍 ブリューナク》《X−セイバー エアベルン》等の《レスキューキャット》ギミックのキーパーツが収録されていました。つまり【猫】デッキはシンクロ登場直後からただちに使用可能であり、これ以降環境トップとして君臨し続けることになります。【猫】は度重なる規制を受けても型を変えながら存在し続け、完全な沈静化には遂に2010年9月の禁止指定まで待たなければなりませんでした。《レスキューキャット》は3枚でも2枚でも1枚でも0枚でも選考会代表というのは当時の活躍を語る有名なエピソードです。


【猫】が長期間環境を席巻し続けていたことは、コナミとしては新たに導入したシンクロギミックとデュエルターミナルの成功を示す一方で、カードゲームとしてはシンクロ登場から【猫】沈静化までの間はやや単調な環境が続いてしまったことは否めません。

こうした前後の時代の流れを踏まえると、「2008年3月1日改訂直後」というタイミングはゲートボールとしては2つの好条件が重なっていることがわかります。
まず《ダーク・アームド・ドラゴン》《裁きの龍》という規格外の両パワーカードの参入によりカードプールが激変してから1週間程度しか経っておらず、新たなゲーム感に合わせて構築を煮詰める余地がまだまだ残っている段階です。それにも関わらず直後には【猫】が環境を席巻してしまったため、この環境が【猫】抜きで単独で検討されたことは今までありませんでした。つまり、非常に研究しがいのある環境でありながら、当時は全く顧みられなかったダイヤの原石のような環境なのです。

更に2008年3月環境のポイントとして、ギリギリでシンクロ登場前であるためエクストラデッキを用意する必要がないことが挙げられます。
ゲートボールのためにエクストラデッキを用意するのは地味に敷居が高いという意見はよく耳にするものです。シンクロやエクシーズは基本的にレアリティが高いので、古いカードでも地味に100円くらいはすることが多いです。また、よくある60枚売りのスリーブではサイドエクストラ込みで75枚準備するのに二つ買わないといけないのが面倒だったりもします。2008年3月環境ならエクストラの準備は不要でありながら、《ダーク・アームド・ドラゴン》《裁きの龍》を筆頭とする大型モンスターを特殊召喚していく爽快感は味わえます。
個人的には、特に04環境に飽きてきた人あたりにはちょうどいい環境ではないかと思います。構築固定の地味な殴り合いには飽きた、自分で構築をして派手なモンスターを出したい、でもエクストラデッキを準備するのは面倒臭いし複雑なギミックも敷居が高い……という人は2008年3月環境をやりましょう。

2.カードプール
まずは2008年3月1日禁止制限リストを確認しましょう。

禁止カード
《ヴィクトリー・ドラゴン》
《混沌帝龍 −終焉の使者−》
《カオス・ソーサラー》
《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》
《キラー・スネーク》
《黒き森のウィッチ》
《サイバーポッド》
《サウザンド・アイズ・サクリファイス》
《処刑人−マキュラ》
《聖なる魔術師》
《月読命》
《デビル・フランケン》
《同族感染ウィルス》
《ファイバーポッド》
《魔導サイエンティスト》
《魔導戦士 ブレイカー》
《八汰烏》
《悪夢の蜃気楼》
《いたずら好きな双子悪魔》
《王家の神殿》
《押収》
《苦渋の選択》
《強引な番兵》
《強奪》
《強欲な壺》
《心変わり》
《サンダー・ボルト》
《蝶の短剣−エルマ》
《天使の施し》
《ハーピィの羽根帚》
《ブラック・ホール》
《突然変異》
《遺言状》
《王宮の勅命》
《現世と冥界の逆転》
《第六感》
《刻の封印》
《破壊輪》
《ラストバトル!》
《リビングデッドの呼び声》

まず禁止カードを見ると、目を引くのは《カオス・ソーサラー》《魔導戦士 ブレイカー》《リビングデッドの呼び声》あたりです。逆に、この3枚以外は長いこと規制されていた見慣れた面子であまり驚くところはないかもしれません。
まず《カオス・ソーサラー》については、当時のカオスモンスターは《混沌帝龍 −終焉の使者−》《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》《カオス・ソーサラー》の3枚しか無い上に全てが禁止になっており、【カオス】デッキは完全に壊滅しています。また、《リビングデッドの呼び声》については、当時は役割の似たパワーカードは適当に入れ替えて規制していくという謎の風習があり、この環境ではたまたま《死者蘇生》が解禁されている代わりに禁止された格好です。《魔導戦士 ブレイカー》は当時基準ではまだカードパワーが高いということなのでしょうが、直前に出た相互互換の《ライトロード・マジシャン ライラ》が無制限というちぐはぐなことになっています。

制限カード
《異次元の女戦士》
《E・HERO エアーマン》
《カードガンナー》
《クリッター》
《混沌の黒魔術師》
《スナイプストーカー》
《魂を削る死霊》
《ダンディライオン》
《D−HERO ディスクガイ》
《ドル・ドラ》
《深淵の暗殺者》
《N・グラン・モール》
《封印されしエクゾディア》
《封印されし者の左足》
《封印されし者の左腕》
《封印されし者の右足》
《封印されし者の右腕》
《風帝ライザー》
《マシュマロン》
《冥府の使者ゴーズ》
《メタモルポット》
《森の番人グリーン・バブーン》
《黄泉ガエル》
《オーバーロード・フュージョン》
《大嵐》
《巨大化》
《高等儀式術》
《サイクロン》
《地砕き》
《次元融合》
《死者蘇生》
《地割れ》
《スケープ・ゴート》
《洗脳−ブレインコントロール》
《団結の力》
《連鎖爆撃》
《手札抹殺》
《早すぎた埋葬》
《ハリケーン》
《光の護封剣》
《封印の黄金櫃》
《抹殺の使徒》
《未来融合−フューチャー・フュージョン》
《リミッター解除》
《レベル制限B地区》
《おジャマトリオ》
《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》
《激流葬》
《死のデッキ破壊ウイルス》
《聖なるバリア −ミラーフォース−》
《ダスト・シュート》
《血の代償》
《停戦協定》
《転生の予言》
《光の護封壁》
《マインドクラッシュ》
《魔法の筒》

制限カードで注目すべきパワーカードは、《混沌の黒魔術師》《D−HERO ディスクガイ》《洗脳−ブレインコントロール》《次元融合》《早すぎた埋葬》《死のデッキ破壊ウイルス》《ダスト・シュート》あたりでしょうか。いずれも未来では禁止・エラッタを免れていない超強力なカード群であり、この環境でも猛威を振るいます。とりわけ《混沌の黒魔術師》の活躍は目覚ましく、《アームズ・ホール》から《早すぎた埋葬》や《死者蘇生》で蘇生してそれら自身を回収し、場から離れても今度は《アームズ・ホール》から《D・D・R》や《次元融合》で舞い戻るなど制限魔法カード群と強力なシナジーを形成します。

過去に支配的だったデッキを規制するために禁止・制限になっているカードも多いので、ここでまとめておきましょう。
比較的近くに改訂による規制を受けたデッキは、
・【未来オーバー】:《未来融合−フューチャー・フュージョン》《オーバーロード・フュージョン》制限
・【バブーン】系列:《森の番人グリーン・バブーン》制限
・【ダークゴーズ】:《天使の施し》禁止
・【デミス】系列:《高等儀式術》制限
・【カオス】系列:カオスモンスター全て禁止
・【エアブレード】系列:《E・HERO エアーマン》制限
あたりです。

準制限カード
《暗黒のマンティコア》
《サイバー・ドラゴン》
《D−HERO ディアボリックガイ》
《ネクロフェイス》
《闇の仮面》
《光と闇の竜》
《おろかな埋葬》
《増援》
《月の書》
《魔導師の力》
《魔法石の採掘》
《王宮のお触れ》

準制限カードについて気になるのは、《D−HERO ディアボリックガイ》が1回しか効果を使えないことくらいでしょうか。シンクロ以前から【帝】や【ダムド】で生け贄要員として一定の需要があり、すでに釘を刺されています。

リストにない無制限カードについても確認しておきましょう。当時はまだ発見されていなかったり活躍していなかったりで、意外なカードが三枚使えます。
例えば《大寒波》や《神の宣告》は3枚使用可能であり、使うデッキでは普通に3枚積まれていました。他にも3枚使えるガジェットシリーズや《貪欲な壺》が【ガジェット】を構築するほか、計6枚使用可能な《名推理》《モンスターゲート》も【ドグマブレード】を含む【推理ゲート】系列を構成します。
更には、《生還の宝札》《異次元からの埋葬》《異次元からの帰還》あたりの、蘇生・帰還絡みのいかにも暴れそうなパーツが軒並み無制限で放置されています。これは当時はまだ強力な使用方法が確立されていなかったためです。後世ではそれらと組んで暴れた《馬頭鬼》も2008年2月1日には登場しており、この環境でも既に使用可能かつもちろん無制限です。2008年3月時点では《馬頭鬼》登場からまだ一ヶ月しか経っていないわけで、ひょっとしたら当時は発見されていなかった強デッキとして【アンデ】系が成立するかもしれませんね。

3.主要デッキ
環境に存在する主要なデッキを軽く紹介します。参考程度にどうぞ。

・【ライトロード】
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登場直後であるため一切の規制を受けておらず、パーツは全てフルに使用できます。ただし、まだ登場パックでの収録カードしか存在していないため、《光の援軍》《ライトロード・モンク エイリン》《ライトロード・アサシン ライデン》あたりはカードプールにありません。
《裁きの龍》が強力なのははもちろんのこと、《ライトロード・エンジェル ケルビム》が強化版帝のようにサブフィニッシャーを務め、《ライトロード・サモナー ルミナス》《ライトロード・ウォリアー ガロス》を並べるだけでアドバンテージを稼げるなど多角的な動きが魅力です。シリーズカード同士が強力なシナジーで結びついたテーマであるため大きく組み替える余白は少ないですが、細かく調整する部分が腕の見せ所です。例えば各ライトロードカードの枚数、《サンダー・ブレイク》《ネクロ・ガードナー》等の防御カード、優位を確実にするための《大寒波》等の選択が人によって分かれてきます。
当時特有の明確な弱点としては、デッキ切れに弱いことが挙げられます。シンクロもエクシーズもリンクもないため、一度場に置いたライトロードモンスターを場から離す手段が生け贄召喚しかありません。

・【ダムド】系列
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登場から10年を超えてなお現役の《ダーク・アームド・ドラゴン》が三枚使えたタイミングは実はここしかありません。2008年9月に初めて準制限に指定され、それ以降は一度も無制限に戻っていないからです。登場当初(特に発売前)は「墓地調整が大変そう」「長引いて出せなくなったら弱い」などとあまり評価が高くありませんでしたが、「出したらゲームが終わるので終盤が無い」ことが発覚するまでにそう時間はかかりませんでした。この時期の【ダムド】と、後世の《ダーク・アームド・ドラゴン》を用いる闇属性系列デッキとの違いとしてはゲームスピードが挙げられます。規制されてからの《ダーク・アームド・ドラゴン》は「引けば強い」というジョーカーとしての立ち位置ですが、この時期の《ダーク・アームド・ドラゴン》は3枚積めることから、なるべく早く引いて出すことでそこでもうゲームを終わらせるという速攻プランが主流です。
また、《ダーク・アームド・ドラゴン》を出すには闇属性さえあればよいので、【混黒ダムド】【デステニーダムド】【寒波ダムド】【推理ダムド】、それらの混合まで含めると様々な構成が存在します。《大寒波》《アームズ・ホール》《混沌の黒魔術師》《E・HERO エアーマン》《ファントム・オブ・カオス》等の相性の良いパーツはいくつもありますが、各デッキタイプが目指すプランによって採用枚数や使い方は様々であり、この多様性も【ダムド】の魅力でしょう。

・【推理ゲート】系列
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3枚ずつ積める《名推理》《モンスターゲート》で墓地を肥やすコンボ性の高いデッキ群です。色々な派生がありますが、一番有名なのは【ドグマブレード】でしょう。直前の改訂で何故か一切の規制を受けなかった上にキーパーツとなる《死者蘇生》《魔法石の採掘》が緩和されており、遊戯王史上で最も強い【ドグマブレード】が組めたタイミングと言えます。《名推理》《モンスターゲート》で墓地を肥やして《D−HERO ドグマガイ》《マジカル・エクスプロージョン》でフィニッシュという動きこそ固定されているものの、その他の細かいドローソースの選択はまちまちで完成版はありません。VJ2008年2月号で登場したばかりの《光帝クライス》を入れるかどうか、下位互換的な《手札断殺》《魔法再生》をどの程度入れるかは人によって分かれてくるところです。
また、「《名推理》《モンスターゲート》を主軸にワンキルを狙う」というデッキは【ドグマブレード】ばかりではありません。《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》《トーチ・ゴーレム》等を落としてから《ダーク・コーリング》からの《E−HERO ダーク・ガイア》で一撃を狙う【ガイアゲート】、通常召喚できない闇属性モンスターを貯めてダークモンスターで一気に致死量をバラ撒く【ダークワンキル】など、多様なワンキルデッキが存在しています。豊富な墓地肥やし手段とドロー・サルベージギミックが揃っているので、当時は未発見だったデッキが他にも発掘できるかもしれません。

・【罠ビート】系列
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《聖なるバリア−ミラーフォース−》《激流葬》の二枚盾が健在、基本パーツの《神の宣告》《奈落の落とし穴》《次元幽閉》も3枚ずつ使用可能と罠ビートが組みやすい環境です。この時期は初期から規制されているパワーカードを例外として除去罠カードを規制することは基本的になく、「防御罠カードは規制されない」という言説まで囁かれていました。その反面、除去魔法については(何故か)《地割れ》《地砕き》が制限となっていますが、《ハンマーシュート》《ソウルテイカー》《シールドクラッシュ》等、代用の選択肢も多いです。
前に構えるモンスターもほとんど規制を受けておらず充実しています。《ライオウ》《死霊騎士デスカリバー・ナイト》《霊滅術師 カイクウ》等の高打点モンスター、《フォッシル・ダイナ パキケファロ》《閃光の追放者》等の低打点ながら強力なメタ効果を持つモンスター、無制限のガジェット三種等、それらのハイブリッドも含め無数の選択肢が使用できます。

・【帝】系列
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《風帝ライザー》のみ制限ですが、《邪帝ガイウス》を含む他の帝は全て三枚ずつ使用可能です。
比較的歴史の長いアーキタイプで、生け贄の確保方法と帝の投入比率によってデッキタイプは様々に分かれてきます。制限の《黄泉ガエル》を無限リソースとして大量の帝を投入する【黄泉帝】、それに《ダンディライオン》を加えた【獅子黄泉帝】、様々なリクルーターを用いる【リクル帝】、罠でリバースモンスター等を守りながら生け贄に回す【罠帝】など。更に追加攻撃手段として《ダーク・コーリング》から《E−HERO ダーク・ガイア》を出したり、《光と闇の竜》《砂塵の悪霊》等の相性の良い上級モンスターを更に投入するなど、シンプルな名前に反して構築の幅は非常に広いです。

・【チェーンバーン】
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《連鎖爆撃》《おジャマトリオ》が制限ですが、それ以外の規制は特に受けておらず問題なく構築可能です。
《おジャマトリオ》から《仕込みマシンガン》《自業自得》のダメージを獲得し、《強欲な瓶》《八汰烏の骸》を絡めて《積み上げる幸福》《連鎖爆撃》という古典的な動きでダメージを積み重ねていきます。【チェーンバーン】は後々《カードカー・D》《強欲で貪欲な壺》や時械神パッケージ等を手に入れるまでずっと似たような構築のデッキで、この時代特有のところは正直あまりありません。また、この時代はまだそれほど除去が強くないので、見返りの大きい《魔法の筒》や《メタモルポット》を地雷として投入することもありました。



大会編に続く!
posted by LW at 12:32| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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