2011年01月19日

【カード考察】沈黙のサイコウィザード

☆《沈黙のサイコウィザード》
星4/地属性/サイキック族/攻1900/守 0
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在するサイキック族モンスター1体を選択してゲームから除外する事ができる。
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、このカードの効果で除外したモンスターを特殊召喚する。

遂にアイデンティティたるライフコストを捨てた新世代のサイキック。下級としては十分な打点と、墓地に送られることをトリガーにした擬似蘇生効果を持つ。
アドバンテージを見れば、自身がアタッカーとして十分に機能するのでほぼ完全な+1、蘇生効果にも癖が無く+1として、1枚で2枚分の働きをするモンスターと言える。同じように墓地に送られた時にアドバンテージを稼ぐ《クリッター》が1:1と認識されるのは場にいる時の《クリッター》自体のアドバンテージが無いに等しいと見なされているからであって、場にいる自身が単体で機能するという特徴はかなり大きい。
1900打点について付加価値を言うことは無いが、擬似蘇生効果自体のスペックもかなり高い。対象に「サイキック族」以外の制限が特に無いこと、書式が強制効果であることは見逃せないポイント。最上級・シンクロは勿論同名カードの蘇生にも対応しているし、特殊召喚効果はタイミングを逃さないためシンクロ素材や生け贄の他、墓地に送るコストとして使っても効果が発動する。強制発動の蘇生効果であることを踏まえると相手にした時のイメージは《スーペルヴィス》が近そうだけども、万人が《スーペルヴィス》を相手にしたことがあるわけでもありますまい。
他にスペックとしては、サイキック族故に《カバリスト》によるサーチを始めとしたサポートカードにも対応している。《メンタルマスター》《パンダボーグ》でデッキから場に出すことが出来るが効果が発動するのは召喚時のみで特殊召喚時には発動しない。種族・攻撃力以外のステータス、レベル・属性・守備力については特筆するところが無い。
欠点を挙げるとすれば、所詮は(擬似)蘇生効果であるが故に対象を墓地に送る一手間が必要になること。例えば初手に引いてアタッカーにすると効果が無駄になってしまうし、特殊召喚するモンスターに制限が無いからといって強力なモンスターを蘇生したければ《おろかな埋葬》や手札コスト系のカードでも使わない限りは、一度場に出すステップが必要になる。
そもそも、序盤から戦線維持に活躍する下級アタッカーとしての数値と、墓地が充実してくる後半に真価を発揮する蘇生効果はそれぞれ強い局面が違う特徴だということも抑えておくべき。序盤にアタッカーとして使いたければ蘇生対象は適当な下級で妥協することもあるだろうし、構築段階でコンボ性を意識して投入するのならば尚更アタッカーとしての役割は諦めるか譲るか、大型モンスターを高速で出す手段を熟慮するかしなければならない。ある程度のサイズのモンスターをデッキから緩い条件・早いスピードでリクルートする《静寂のサイコウィッチ》は理想とする流れがやや噛み合っているし、シンクロモンスターとしては《マジカル・アンドロイド》程度ならばかなりのスピードで出せるだろう。
他にも、サイキック自体の性能についても注意を払いたい。このカードを引いても墓地にサイキックが落ちていない限りは効果が使えないので、安定して効果を使っていくためにはある程度サイキックに傾いた構築が必要になるが、サポートカードが一定数出回っていながらもサイキック族というアーキタイプそのものは未だマイナーの域を出ずというところ。所詮はこのカードもサイキックサポートに過ぎず、THE DUELIST GENESIS以降の流れを汲んだサイキックカテゴリーとガスタ、あるいは両方のこれからの真価が問われるというものである。

発売後の裁定については
・墓地のモンスターを対象に取る効果か
・除外はコストか効果か
・裏側になった時除外モンスターとの関連は無くなるのか
・特殊召喚時にチェーンブロックを作るか
・それぞれの効果分類(あるいは一連の効果なのか)
あたりをチェックしておきたい。
posted by LW at 22:29| Comment(0) | カード考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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